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プロバイオティクス=腸内細菌のバランスを調節し、宿主に有益な作用を与える微生物 酪酸菌(宮入菌)はプロバイオティクスとしての様々な特徴を生かし、宿主の健康を守ります。 |
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Clostridium
butyricumは偏性嫌気性の芽胞形成性酪酸菌であり、10〜20%の人の腸管内に常在していることがわかっています。 80℃では30分、90℃では10分の湿熱条件において全試験菌株が生存し、90℃20分では95%、100℃5分では30%生存します。 急性、亜急性および慢性毒性試験により、経口投与可能な最大量を投与しても、中毒症状は発現せず、臓器の病理学的変化がないこと、また、変異原性試験によっても異常がないことが報告されています。また、in
vitroにおいて、ストレプトマイシン耐性大腸菌、MRSAおよびバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)と混合培養した結果、酪酸菌は他の菌種から、耐性因子を伝達されないことが報告されています。また、酪酸菌(宮入菌)を有効成分とする製剤(宮入菌製剤)を用いた641例に対する臨床試験の結果いわゆる副作用の例は報告されませんでした。 酪酸菌(宮入菌)製剤を各種抗生物質と同時に投与した場合においても、酪酸菌(宮入菌)単独投与と同様に腸管内において発芽、増殖することが確認されている。 pH1.0〜5.4の健康な成人男子の胃液中にて37℃1時間振盪することにより、乳酸菌および腸球菌の菌数は著しく減少するのに対し、酪酸菌(宮入菌)は影響を受けない。 経管栄養施行中の高齢者腸管粘膜機能に対する酪酸菌(宮入菌)製剤の改善効果 経管栄養療法施行の高齢者において、酪酸菌(宮入菌)製 過敏性腸症候群患者の腸内細菌叢の異常と酪酸菌(宮入菌)製剤投与によるその改善 過敏性腸症候群患者(30例)および健常ボランティア(30例)の腸内細菌叢構成菌を比較したところ、健常人に対して過敏性腸症候群患者では乳酸菌、ビフィズス菌および総嫌気性菌の減少、Clostridiumの増加が顕著に確認され、されら過敏性腸症候群患者の腸内細菌叢は酪酸菌(宮入菌)製剤投与後には健常人と同程度に改善された。 ラットにデキストラン硫酸塩(DSS)を投与することにより発症する炎症および潰瘍に対して、酪酸菌(宮入菌)投与により、潰瘍および炎症の面積の縮小、MPO活性の低下および浮腫の顕著な抑制作用が確認された。 腸管病原性細菌であるVibrio
cholerae、V.
parahaemolyticus、Aeromonas
hydrophila、Salmonalle
enteritidis、腸管出血性大腸菌O157:
H7、Shigalla
flexneri、Helicobacter
pyloriおよびC.
difficileと酪酸菌(宮入菌)の試験管内混合培養の結果、腸管病原性細菌の顕著な増殖抑制が確認された。 各種有機酸を同じ濃度で添加した液体培地中における毒素原性大腸菌の易熱性毒素(LT)の産生量はn-酪酸によって顕著に抑制された。 無菌マウスを用いた腸管出血性大腸菌感染モデルにおいて、腸管出血性大腸菌単独感染マウスでは感染7日目までにすべてのマウスが斃死したが、酪酸菌(宮入菌)投与マウスではすべてが生存した。 腸管出血性大腸菌感染マウスの腸管内では酪酸菌(宮入菌)による腸管出血性大腸菌の増殖抑制および志賀様毒素(SLT)1型および2型の産生抑制効果が認められた。 ラットへ化学療法剤を投与すると嫌気性菌等の菌数減少をはじめとした腸内細菌叢の異常や短鎖脂肪酸の減少が起きる。この腸内菌叢の異常は酪酸菌(宮入菌)の投与により早期に回復する。 酪酸菌(宮入菌)をラットに経口投与し、消化管内における発芽および増殖性を確認したところ、酪酸菌(宮入菌)は投与後30分後に小腸上部から小腸中部で発芽、2時間後には小腸下部で分裂増殖を開始していた。さらに、5時間後には胃から大腸にかけ広範に分布し、3日以内に排泄された。 腸内菌叢により産生される短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸およびプロピオン酸)は、腸管粘膜のエネルギー源として利用され、水分吸収を促進する他、腸管上皮細胞の増殖促進、炎症性サイトカインの抑制作用等による抗炎症、抗潰瘍作用を有することが報告されています。 酪酸菌は経口投与後腸管内において増殖し、酪酸を産生することにより、抗炎症、抗潰瘍作用を示すことが動物実験において証明されています。 |